きょうの動意株

日カーリットは希薄化・需給悪一巡し下値打診買いで小反発

 日本カーリット(4271)は、5円高の759円と5営業日ぶりに小反発している。4月13日払い込みで実施した公募増資・株式売り出し(発行価額737円)から希薄化・需給悪化懸念が強まり年初の2月高値から値幅で400円、日柄で4カ月の調整を経過し、悪材料は織り込み済み、ボトリング事業へのシーズン人気再燃も期待し下値での打診買いが続いている。同社の今3月業績が、小幅ながら続伸が予想され、割安放置となっていることもフォロー材料となっている。同社の今期業績は、売り上げ300億円(前期比6%増)、経常利益25億円(同4%増)、純利益14億円(同1%増)と予想されている。化学品では紙パメーカー向けの二酸化塩素発生装置や自動車用緊急保安炎筒、電子材料では有機導電材料、イオン導電材料、電気二重層キャパシタ用電解液、プラズマディスプレイパネル向け光機能材料などの拡販が続き、公募増資などによる調達資金を電解液設備増強に充当することも寄与する。ボトリング事業は、前期に天候不順と受託先の内製化で15%減となったが、今期は8%増と回復を予想、猛暑の早期到来で上ぶれの可能性も出てくる。株価は、公募価格近辺を固める動きが続いたが、PERは11倍台と割り負けている。まず調整幅の3分の1戻し850円が上値ターゲットに浮上する。

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