きょうの動意株

ソニーは金融子会社IPO観測もADR安、円高響き反落

6758 ソニー 株価チャート

 ソニー(6758)は、90円安の5490円と3営業日ぶりに反落して始まっている。9月2日付けの日本経済新聞で、全額出資の金融子会社ソニーフィナンシャルホールディングス(SFH)が、10月に東証1部に新規上場(IPO)されると報道されたことが買い材料視されたが、前週末31日の米国市場でダウ工業株30種平均が、119ドル01セント高の1万3357ドル74セントと急反発したものの、大引けには上昇幅を縮小し、同社ADR(預託証券)も一時の値上がりから、東京市場終値に対して50円安(円換算値)で引け、さらに為替相場も1ドル=115円台の円高となったことが響き、利益確定売りが先行している。NYダウ急反発は、世界的な信用収縮懸念の震源地となっていたサブプライムローンの焦げ付き問題に対して、バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長が政策金利引き下げ、ブッシュ大統領が総合対策を表明したことが要因だが、なお先行きの不透明感は払拭されていない。SFHの上場は、公募増資・株式売り出しをあわせ資金吸収額が3000億円前後となる今年最大のIPOとなり、ソニーは保有株式の3割強を売り出す。売り出しで取得する資金は、エレクトロニクス部門の強化に充当し、事業の選択と集中を加速する。SFHは、傘下に生命保険、損害保険、銀行の金融子会社を持ち、ソニー本体の連結営業収入の約8%を占めている。株価は、世界連鎖株安の直撃で窓を開けて1000円幅の急落となっており、リバウンド幅拡大を支援しよう。

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