きょうの動意株

キッセイ薬は信用好需給がディフェンシブ株人気高め反発

4547 キッセイ薬品工業 株価チャート

 キッセイ薬品(4547)は、20円高の2125円と3日ぶりに反発し波乱相場のなかで値保ちの良さを発揮している。直接の買い手掛かりは逆日歩のつく信用好需給で売り方の買い戻し主体のディフェンシブ株人気を高めているが、わかもと製薬(4512)の株式200万株を取得、筆頭株主(保有比率7.1%)となった業界再編思惑も背景材料となっている。同社は、研究開発型企業を目指す製薬中堅で、今年5月解禁の三角合併に関連し、製薬業界再編の候補株としてしばしば取り沙汰され思惑高を演じた。ただ業績については、薬価引き下げや後発医薬品の追い上げなどが響き前期業績を下方修正するなど株価面では強弱感が対立した。7月31日発表の今3月期第1四半期業績も、減収減益で着地するなど株価の足を引っ張った。通期業績は、今年4月の武田薬品と共同開発の速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト」の効能追加、同6月のエーザイとの同薬のアセアン10カ国のライセンス契約締結、4月の原薬研究・製造拠点の上越化学研究所竣工・稼働などが続き増収増益転換、純利益は24億3000万円(前期比54%増)を予想している。全般相場の先行きにまだ警戒感が残るなか、思惑優先の集中人気が続きそうだ。

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キッセイ (4547)

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