きょうの動意株

コスモ石はIPICとの業務・資本提携を高評価し急反発

 コスモ石油(5007)は、寄り付きの買い気配から55円高の599円まで買い進まれ急反発している。前日にアブダビ首長国政府が100%出資する国際石油投資会社インターナショナル ペトロニウム インベストメント カンパニー(IPIC)との業務・資本提携を発表、産油国との高度な戦略的関係が構築されると高評価され買い先行となっており、18日の米国市場で原油先物(WTI)価格が一時、1バーレル=81.90ドルと5営業日連続して最高値を更新したことも追い風となっている。IPICとの業務提携は、アジア太平洋地域のエネルギー需要が増大を続け、日本がアラブ首長国連邦にとって重要な戦略的なマーケットで今後も同連邦が日本にとって重要な石油供給国である関係をいっそうの強化をするために締結するもので、石油化学事業を含む製油所の高度化・高付加価値化、環太平洋市場での石油製品販売の拡大、アブダビ首長国以外での石油開発などの共同事業案件を実行する。資本提携は、IPIC設立の特別目的会社向けに10月5日払い込みで1億7600万株の第3者割当増資(発行価額510円)を実施、増資後の持ち株比率は20.76%と筆頭株主となる。差し引き手取り調達資金891億8000万円は、製油所の高度化や石油開発事業分野、新規事業を中心に使用する。株価は、期初に今3月期予想純利益が市場コンセンサスを上回るとして729円高値まで買われ、第1四半期決算発表後は、期初予想据え置きや証券各社の投資判断・目標株価引き下げなどが響いてほぼ往って来いとなった。産油国との産消提携は、大きく株価を押し上げる効果を発揮しよう。

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