きょうの動意株

みらい建は売り気配、民事再生手続き開始で上場廃止

 みらい建設グループ(1792・整理)は、売り物で始まり10円安の63円売り気配と気配値を下げている。前日21日に東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い受理され保全処分命令・監督命令が発令され、東証が上場廃止基準に該当するとして10月28日付けで上場廃止を決め、整理ポストに割り当てたことから売り殺到となっている。前日は前場引け後にマキ製作所(6304・JQ)が、同じく民事再生法の適用申請を発表して売買停止となり、大引け後はみらい建と続いており、景気が回復、企業業績全般も過去最高を更新する環境下で、「格差問題」が企業経営にまで及んできたのか個別問題なのか、熟考が不可欠となる。なお、この日売買が再開されたマキ製作所は、やはり27日前場終値480円に対して10円安の470円売り気配と売られている。みらい建の民事再生法適用申請は、土木事業を中心に公共事業が減少し、受注量減少、落札率低下により前3月期に赤字・無配転落、同期に繰延税金資産を大幅に取り崩し、32の金融機関と結んでいるシンジケートローンの財務制限条項に抵触、一部金融機関から借入金の返済時期の延長が反対され、資金繰りに行き詰まったことが引き金となった。負債総額は、借入金146億円など162億円に達した。9月14日のクレディア(8567・整理)以来、わずか半月で3社の経営破たんは、平成大不況の「失われた10年」の記憶をまざまざと蘇えさせるとことがある。

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