きょうの動意株

カルソカンセは132億円の本社売却益も利益確定売りで小反落

 カルソニックカンセイ(7248)は、9円安の485円と7営業日ぶりに小反落している。前日3日に本社の土地・建物(東京都中野区、簿価21億8100万円)を島忠(8184)に155億円で売却、売却益132億円を今3月期業績に計上すると発表したが、利益確定売りと下値買いが交錯しもみ合いとなっている。本社売却は、来年5月に本社をさいたま市に移転、土地・建物が遊休化するためで、10月5日に譲渡契約を締結、来年3月31日に物件引き渡しの予定で、本社移転までの間は賃借し引き続き使用する。売却益は、今期業績予想に織り込み済みだが、当初見込み金額とのかい離や業績予想開示後の状況の変化もあり影響額を算定中で、判明後に必要に応じて業績修正を公表するとしている。同社は、電装品を中心とした自動車部品メーカーで、かつては「日産系のデンソー」といわれた時期もあったが、このところ業績、株価とも低迷が続いている。前期業績も、事業構造改革費用や製品補償損失などで下方修正、大幅減益で着地し、今3月期も立ち上がりの第1四半期業績は、営業利益、経常利益、純利益とも赤字計上となった。通期業績は、期初予想を達成できるとしており、純利益は30億円(前期は1億5600万円の黒字)を見込んでいる。株価は大きく調整しており、8月30日に発表した「セカンドキャリア支援制度」による希望退職者募集でようやくアク抜け気配を強めている。底上げをサポートすることになろう。

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