きょうの動意株

SIAはTOB価格にサヤ寄せし買い気配を引き上げる

 シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(SIA、8942・M監理)は、寄り付きから買い気配を切り上げ9000円高の15万9000円買い気配と4営業日続伸している。同社株は、前週末4日に同社第2位株主の三上芳宏氏の保有株売却が報道され、5日寄り付きからストップ高まで買い進まれたあと、株式公開買い付け(TOB)報道の真偽確認のため売買停止となった。大引け後にそのTOBが正式発表され、同社も賛同を表明しており、TOB価格21万5000円にサヤ寄せしている。同社をTOBするのは、ゴールドマン・サックス・グループと米国の投資顧問会社エートスの子会社2社が共同出資する合同会社光明(東京都港区)で、グローバルに金融関連ビジネスを展開する戦略に沿い、日本で不動産流動化事業をさらに積極化するためSIAをTOBし完全子会社化する。SIAも、サブプライムローン問題などで不動産株の株価が低迷、株式市場からの資金調達が困難になっている状況から脱出、さらに企業価値の向上が期待できるとして賛同を表明した。TOBは、10月12日から11月8日までの20営業日を買い付け期間に、買い付け株式数57万9999株、買い付け代金1246億9978万円を予定、同社はTOB後に所定の手続きを経て上場廃止となる。

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