きょうの動意株

中外薬は3Qの高進捗率業績を追撃材料に急続伸

4519 中外製薬 株価チャート

 中外製薬(4519)は、寄り付きの買い気配から153円高の1955円まで買い進まれ急続伸している。前日23日に今12月期第3四半期(3Q)決算を発表、2ケタ増収増益・高進捗率で着地したことが、今年4月、7月と続いた中間期業績の2回の上方修正、通期業績の増額に次ぐ追撃材料としてディフェンシブ株人気を膨らませている。同社の3Q業績は、前年同期比10%増収、20%経常増益、11%純益増益と伸び、利益は中間期決算発表時に上方修正された通期予想業績に対して88―90%の進捗率となった。遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポジン」の競合品が発売されるなど経営環境は厳しかったが、国内では抗悪性腫瘍剤抗VEGFヒト化モノクローナル抗体「アバスチン」などの新製品や抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」などが寄与、海外でも遺伝子組換えヒトG―CSF製剤「ノイトロジン」が引き続き増加、特許権等収入の会計処理を変更したことも加わり業績を押し上げた。通期業績は期初予想を据え置き、純利益は335億円(前期比12%減)を見込んでいるが、3Q業績の高進捗率から期末にかけ中間期業績と同様に上ぶれ期待も高まってくる。株価は、「エポジン」の効能追加申請取り下げなどを嫌った9月の年初来安値1708円から戻りを窺っている。ディフェンシブ株人気の再燃から下げ過ぎ訂正が見込まれる。

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