きょうの動意株

コスモ石は通期業績据え置きもWTI最高値に反応し急続伸

 コスモ石油(5007)は、23円高の527円と急続伸している。前日6日に2007年9月中間期決算を発表、10月の上方修正通りの小幅経常減益着地となり、3月通期業績も期初予想据え置きにとどまったが、6日の米国市場で原油先物(WTI)価格が一時、1バーレル=97.10ドルと史上最高値をつけ、大引けも2.72ドル高の1バーレル=96.70ドルと反発したことから、早くも業績上ぶれ思惑を刺激し下値買いを誘っている。同社の中間期業績は、10月修正通り前年同期比9%増収、10%営業減益、3%経常減益、10%純益増益となった。石油事業では、国内需要が減少、製品輸出などが増加し、原油価格上昇によるたな卸資産の在庫評価の影響が売上原価を押し下げたものの、前年同期比では減少、製油所保全強化費用も重なり営業減益となった。石油開発事業も、カタール石油開発が商業生産を開始したが、アブダビ石油の販売終了が減少し、営業減益となった。3月通期業績は、前回修正時に中間期決算発表時に見直すとしていたが、期初予想を据え置き純利益は370億円(前期比39%増)と増益転換を見込み、引き続き市場コンセンサスを上回る。下期の原油価格は、ドバイ原油で1バーレル=70ドル、為替レート1ドル=120円を前提にし、総平均法による在庫評価の影響で売上原価が250億円程度引き下げられるとしている。株価は、アブダビ首長国系の国際石油開発会社への第3者割当増資(発行価額510円)を手掛かりに50円高しほぼ往って来いとなっている。PER11倍台の割安修正をテコに再発進しよう。

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