きょうの動意株

大日印は単独業績減額と自己株式消却が綱引きし急反発

7912 大日本印刷 株価チャート

 大日本印刷(7912)は、79円高の1665円と7営業日ぶりに急反発している。前週末9日に2007年9月中間期決算に合わせて、今3月通期単独業績を下方修正したが、同時発表の自己株式消却が株不足となっている信用好需給と相乗効果を発揮、安値買いを誘発している。同社の中間期連結業績は、印刷部門のフリーペーパーや産業資材の薄型ディスプレイ向け各種光学フィルム、シャープ向け液晶カラーフィルターなど増加する製品もあったが、総体として原油価格高騰に伴う原料価格上昇、競争激化を背景にした受注単価下落など直撃し、前年同期比6%増収、18%経常減益、14%純益減益と増収減益となった。3月通期業績は、連結決算では期初予想を据え置き増収減益としたが、単独決算では下方修正した。売り上げを期初予想より180億円、経常利益を85億円、純利益を45億円各引き下げ、純利益は250億円(前期比25%減)と減益率を悪化させる。自己株式消却は、株式総数2000万株(発行株式総数の2.74%)、351億円を11月20日に実施する。株価は、今期第1四半期の増収減益業績が響き年初来安値1558円まで調整し、この過程で信用売り残が積み上がり株不足となっている。PBR1倍ソコソコの水準から需給主導で戻りを試す展開が続こう。

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大日印 (7912)

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