きょうの動意株

AOCHDは通期業績据え置きにWTI大幅安重なり続落

5017 富士石油 株価チャート

 AOCホールディングス(5017)は、31円安の1658円と3日続落している。前日13日に2007年9月中間期決算を発表、11月8日の再上方修正値を上ぶれて着地したものの3月通期業績は据え置いており、前日の米国市場で原油先物(WTI)価格が、3.45ドル安の1バーレル=91.17ドルと大幅続落したことも響き売り先行となっている。同社の今期業績は、第1四半期決算の8月に中間期・通期業績を上方修正したあと、11月8日には中間期業績を再増額した。中間期実績は、この増額値を上ぶれ前年同期比8%増収、26%経常減益、43%純益減益と減益率を縮小した。中間期の原油価格(ドバイ原油)が、1バーレル=67ドルと前年同期を約2ドル上回る高値で推移、上流部門のカフジ関連事業が原油価格上昇や円安の寄与で営業黒字転換したほか、下流部門の石油精製・販売事業も石油化学製品価格がおおむね堅調に推移したことなどが要因となった。3月通期業績は、下期のドバイ原油を1バーレル=65ドル、為替レートを1ドル=120円と想定、新華南石油開発が設備点検により約2カ月間の生産停止となることなどから8月の上方修正値を据え置き、純利益は80億円(前期比57%減)を見込んでいる。株価は、中間期業績増額でもPBR1倍水準で小幅反応にとどまったが、原油価格の100ドル台乗せ観測が強まる環境下で、日本で数少ない原油開発・生産の上流会社として下値での見直しは続こう。

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