きょうの動意株

古河電は安値覗く、業績増額も減益率縮小で信用残整理継続

5801 古河電気工業 株価チャート

 古河電気工業(5801)は前場、23円安の443円と続落し、11月12日につけた年初来安値441円にあと2円と迫った。11月8日に発表した2007年9月中間期・3月通期業績の上方修正が、期初の減益率の縮小にとどまり市場コンセンサスを依然として下回り、その後の非鉄金属市況の波乱なども響き信用買い残の整理売り継続となっている。同社の今3月期通期業績は、中間期売り上げが、情報通信部門を除き全部門で増収となり過去最高を更新し、減価償却の増加や軽金属部門の厚板の不振があったものの1-6月の円安進行で海外子会社向けの円建てローンなどから発生した為替差益41億円がカバーして利益が上ぶれ、下期も需要が堅調に推移するとして上方修正された。売り上げは、期初予想より100億円引き上げて経常利益は据え置き、純利益は15億円アップして200億円(前期比32%減)と減益率を縮小する。ただ市場コンセンサスを約20億円下回る。株価は、前期の再三の業績増額、増配から今期の大幅減益予想、第1四半期業績の2ケタ減益などが響き2年ぶりの500円台割れとなった。ピークからは半減となっているもののなお1000万株超となっている信用買い残整理継続と自己株式取得、PER15倍台の売られ過ぎが綱引きしなお下値を試す展開が長引きそうだ。

記事中の会社を詳しく見る

古河電工 (5801)

ページトップ