きょうの動意株

三菱紙は安値から3連騰、王子紙との資本・業務提携

3864 三菱製紙 株価チャート

 三菱製紙(3864)は、寄り付きの買い気配から19円高の227円まで買い進まれて3日続伸し、前日ザラ場につけた年初来安値200円から底離れしている。前日20日に発表した王子製紙(3861)との情報用紙事業での業務提携と第3者割当増資の資本提携が買い材料視されている、同様のケースとなった今年8月開示の富士フイルムホールディングス(4901)との資本・業務提携時のポジティブな反応も連想されている。業務提携は、伝票の電子化により構造的に内需減退が続くノーカーボン紙やアジア市場で高成長している感熱記録紙などの情報用紙事業で、事業構造の変化に対応し品種の相互補完と生産を最適化する生産・販売体制の確立を目指すもので、三菱紙は王子紙のタイ子会社の株式を取得する一方、王子紙を割当先に第3者割当増資を実施する。第3者割当増資は、800万株を発行価額223円で12月5日払い込みで実施、調達手取り概算額17億6900万円は、高砂工場と八戸工場の情報用紙製造設備の整備・増強などに充当する。8月開示の富士フイルムとの写真印画紙を中心とする写真事業の提携では、850万株(発行価額235円)を第3者割当増資したが、希薄化懸念よりも業界再編思惑が先行して当時の年初来安値から底離れする動きにつながった。発行価額が、時価よりプレミアムがついていることもあり、底値圏脱出思惑を刺激しそうだ。なお王子紙の株価も、6円高の512円と小反発している。

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三菱紙 (3864)

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