きょうの動意株

国際帝石は反落、加オイルサンド開発参加も原油先物安

1605 国際石油開発帝石 株価チャート

 国際石油開発帝石ホールディングス(1605)は、2万円安の116万円と3日ぶりに反落している。前日27日に子会社を通じてカナダ連邦アルバータ州でTOTAL社が実施しているオイルサンド上流プロジェクトの参加権益を10%取得したと発表したが、27日の米国市場で原油先物(WTI)価格が、大幅続落したことから反応は限定的にとどまり売り先行となっている。WTI価格は、12月に開催される石油輸出国機構(OPEC)の会合で増産の合意が成立するとの思惑が高まり、3.28ドル安の1バーレル=94.42ドルで引けた。同社が権益を取得したオイルサンド開発プロジェクトは、鉱区面積が合計220万平方キロメートルに達し、2006年からオイルサンド層へのスチーム圧入による生産を実施、2009年までに日産1万バーレルの生産量とする予定だが、2010年代初頭には日量10万バーレル規模の露天掘りを計画、第2段階として日量約23万バーレルに引き上げる。同社は、すでにカナダオイルサンド社の実施するオイルサンド事業の5%の資本参加をしているが、今回は直接投資プロジェクトへの参加であり、同社グループの保有埋蔵量の増加と今後の原油・天然ガスの生産規模の維持・拡大に寄与するとしている。株価は、10月16日に上場来高値133万円まで買われたあと、今3月期業績の上方修正、WTI価格の最高値更新などの好材料が続出したが高値もみ合いが続いている。年末相場は、オイルマネーの動向が世界の株式市場の高安を大きく左右する展開も予想されるだけに、安値では関連思惑の高まりも想定範囲内となってこよう。

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