きょうの動意株

NECエレは米投資ファンド追加取得に反応し小反発

6723 ルネサスエレクトロニクス 株価チャート

 NECエレクトロニクス(6723)は、20円高の3150円と小反発している。11月29日に関東財務局に提出した大量保有報告書で、米国大手投資ファンドのペリー・キャピタルが、同社株式を追加取得したとこの日改めて伝えられたことが、買い材料視されている。大量保有報告書では、ペリーの保有割合は、前回9月の5.03%から6.03%に高まっている。ペリーは、NECエレの株価低迷は、親会社のNEC(6701)の持ち株比率が65%保有している「親子上場」問題に原因があり、持ち株比率を50%未満に引き下げるために、25%のNECエレ株式の追加取得を提案、同提案が伝えられた今年7月には同社株式がストップ高を演じる好反応をした。その後、保有割合が4.76%から5.03%へアップしたことが伝えられた9月は、寄り付き高のあと値を消し材料出尽くし感が強まっている。業績面、実態面からはなお株価上昇には力不足である。2007年9月中間期業績は、上方修正され純益赤字幅は縮小したが、3月通気業績は期初予想を据え置き、純益赤字幅は市場コンセンサス平均を下回っている。さらに6社ある国内半導体生産子会社6社を3社に統合する生産体制統合・効率化や東芝との最先端LSIプロセス技術の共同開発も、世界の半導体メーカー売り上げ順位で11位から13位に後退した同社ポジションの挽回策となるか不透明で株価の反応も限定的にとどまった。ペリーの追加取得が、再度押し上げ効果を発揮するか注目されることになる。

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ルネサスエ (6723)

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