きょうの動意株

IHIは調査報告書・業績修正を受け反落

7013 IHI 株価チャート

 IHI(7013監理)は、7円安の209円と反落し前日ザラ場につけた年初来安値194円を意識しながらの底もみが続いている。同社株は、12月11日の追加損失報道や売買停止、監理ポスト割り当てから売り気配を下げ7日終値から50円幅の急落となったが、前日12日に社外調査会の調査結果、過年度決算の訂正、今期業績の修正、伊藤源嗣会長の取締役辞任などを発表、上場廃止の審査が続くことなどが響き売り先行となっている。同社は、9月にサウジアラビア向けなどのセメントプラントの工事欠陥・遅延、追加費用の発生などで業績を大幅に下方修正するとともに、過年度決算の訂正の可能性にも言及、社内・社外調査委員会を設置して下方修正の内容、原因、再発防止策などの検証を続けてきた。今回はこの報告書とともに前期決算の訂正、今期予想業績の修正を発表した。このうち2007年1月に実施した大型公募増資(発行価額391円)前の2006年9月中間期の営業利益を98億2300万円下方修正し、87億6200万円の赤字に訂正した。また今3月通期業績は、売り上げが9月予想の据え置きとしたが、営業利益は150億円の損失、経常利益は250億円の損失と各20億円赤字が減少する。純利益は、現在算定中で確定次第に開示するとしている。東証は、決算訂正を受け上場廃止基準に抵触するか審査を進める。株価は、前日に同社含み益が2500億円に達するとの思惑で安値から切り返し、信用取組倍率1.8倍と厚みを増しており、底値での売り方、買い方の攻防が続きそうだ。

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