きょうの動意株

米久は連日の安値、業績再々修正も増額・減額交錯

 米久(2290)は、28円安の852円と6営業日続落し連日の昨年来安値更新となっている。前日17日に今2月期第3四半期(3Q)決算とともに、今2月期業績の3回目の修正を発表したが、経常利益の減額、純利益が大幅上方修正と増減が交錯し、米国株価の急反落を加わり売り先行となっている。同社の今期業績は、昨年7月に下方修正されたあと、10月には中間期純利益を上方修正するとともに、通期業績を再減額した。減額要因は豚肉などの原料高、増額要因は、子会社米久ベンディング株式売却益などとなっている。今回は、10月に減額した通期業績をさらに修正したもので、売り上げは25億円引き上げ、経常利益は1億1000万円引き下げ、純利益は7億9000万円アップさせ21億円(前期比2.0倍)と増益率を拡大する。米久ベンディングの売却益が、連結決算で約16億5000万円発生、子会社株式評価損など約9億7000万円の特別損失を吸収して上方修正につながった。加工品・食肉事業では原料高への対応として昨年10月に一部製品を値上げするとともに販売数量の拡大に取り組んでいる。株価は、昨年4月にキリンビール保有株が三菱商事に譲渡され業界再編思惑が波及し1428円高値まで急騰、上昇幅を超える調整となった。安値からPER11倍台、PBR0.7倍、配当利回り2.0%の割安水準が見直される展開も想定される。

ページトップ