きょうの動意株

三越は下げ渋る、業績予想の下方修正を織り込み統合効果に期待感

 三越(2779)は、9円安の422円と反落している。前日21日に2008年2月期連結業績予想の修正と併せて新設する持ち株会社「三越伊勢丹ホールディングス」の組織体制などを発表、通期業績予想の下方修正を織り込み、統合効果の期待感から下げ渋る動きとなっている。通期の売上高は、11月11日の予想を153億円下回る7738億円(前期比3.8%減)、経常利益は同40億円下回る121億円(同28.9%減)、純利益は62億円下回る43億円(同66.8%減)に下方修正、従来予想より減収減益幅が拡大する見込みとなった。日本橋本店(東京・中央)や名古屋栄店(名古屋市)など主に基幹店で、紳士服や婦人服衣料販売などが下振れ、サブプライム問題を端に発して美術品や高額品の不振なども響いた。また固定資産譲渡に伴い売却益約43億円を特別利益に計上する一方、従来から見込んでいた統合関連費用のほか、武蔵村山店(東京都武蔵村山市)など不振店に対する減損損失約58億円を特別損失に見込みとなったことなどにより修正した。4月1日の経営統合に先がけて、伊勢丹(8238)の役員2人が三越の商品担当役員を兼務する。持ち株会社に傘下事業会社の商品政策や店舗戦略などを一括して立案する部署も設け、品ぞろえや改装などのノウハウを共有し、早期効率化を図る。株価は、統合効果と信用売り長の好需給を支えに400円台での下値固め動きとなろう。

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