きょうの動意株

あいおいは業績減額、赤字転落も悪材出尽くし感で急反発

 あいおい損害保険(8761)は、77円高の526円とストップ高ペースで急反発し2月18日につけた昨年来安値421円から底離れしている。同社株は、2月18日の新聞報道で米国のサブプライムローン関連の損失が900億円を上回ると伝えられたことを嫌い50円幅の急落を演じていたが、前週末22日に今3月期第3四半期(3Q)決算に合わせて、同損失の開示と今期通期の今度は下方修正を発表、純利益が赤字転落したが、関連損失の9割の計上を終了、悪材料出尽くしとして買い先行となっている。前週末の米国市場で、モノライン(金融保証会社)に対する救済計画が報道されNYダウが反発したこともフォローしている。同社は、昨年11月にサブプライム関連の損失が252億円と開示したが、資産運用益がこれを上回って好調に推移しているとして9月中間期業績を上方修正、株価は60円高していた。今回は、サブプライム関連投資は、昨年12月末の想定元本が、SIV発行債券を含め1154億円に達し評価損は675億円となり、1月以降の関連投資の圧縮で想定元本は約680億円まで減少したが、3月までの時価推移を保守的に見積もり約9割の評価損を見込み、実減損、評価損合計で合計920億円とした。このため今期通期業績を売り上げは期初予想より400億円引き上げたが、経常利益は310億円、純利益は205億円それぞれダウンさせ、純利益は40億円の赤字(前期は161億円の黒字)へ急悪化する。株価は、強弱感の対立のなか戻りを試すことになろう。

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