きょうの動意株

乃村工は純益再減額と通期経常益の再増額が綱引きも急反発

9716 乃村工藝社 株価チャート

 乃村工藝社(9716)は、13円高の339円と変わらずを挟み10営業日ぶりに急反発している。前日11日に2008年2月期業績の中間期を含めて4回目の修正を発表、純利益は昨年11月に続いて再下方修正されたが、売り上げ、経常利益は昨年9月の増額値を再上方修正したことが低位値ごろの割り負け株買いを再燃させている。同社の2月期業績は、売り上げが昨年9月の修正値より8億円、経常利益は3億4000万円各アップされたが、純利益は11月の減額値をさらに2億5000万円引き下げ12億円(前期比72%減)と減益率を悪化させる。商業施設市場分野やその他市場分野を中心に売り上げが好調に推移してコスト管理の徹底が利益率の向上につながったが、純利益は連結子会社のテスコ(4226・JQ)の株価下落に伴い関係会社評価損や当初は5年で予定していたのれん償却を一括して実施することが純利益の再減額要因となった。前回の減額も、同様にテスコの一部事業撤退が響いた。なお純利益の大幅減益は、前期計上の本社売却益の一巡が主要因となっている。株価は、昨年11月の通期純益の下方修正を引き金に3月11日の昨年来安値326円安値まで400円近い急落となった。PERは市場平均並みだが、PBRは0.6倍、配当利回りは4.7%と大きく割り負けるだけに底値買い妙味が拡大する。

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乃村工芸 (9716)

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