きょうの動意株

東証1部上場の南海電は利益確定売り交錯し反落

9044 南海電気鉄道 株価チャート

 南海電気鉄道(9044・大1)は、この日から東証1部に上場されたが、東証の寄り付きは休日前の19日の大証終値に対して変わらずの396円で寄ったあと5円安の391円と通算して4営業日ぶりに反落している。3月14日の東京証券取引所の上場承認から上場に際して公募増資・株式売り出しの新株式発行がなく、希薄化・需給悪化懸念がないことから、改めて株価指数連動型ファンドの買い増しなどの需給好転を先取りして80円高しており、4日目売買で利益確定売りが交錯している。同社は、東証1部上場のほかにも好材料が揃っている。2月28日に発表された今3月期期末配当の4円から5円への増配もその一環で、かつて「西の南海、東の京成」と名指しされた電鉄業界の限界企業からの脱却を裏付けている。抜本的な事業リストラを進め、昨年4月にはビッグプロジェクトの「なんばパークス」を全館オープンさせたほか、8月には関西国際空港第2滑走路の供用が開始され本業の鉄道事業の好展望がひらけてきた。この延長線上に位置するのが、今回の東証1部上場であり、関西電鉄株のなかで低位の株価評価が続いた同社株に全国区的な人気見直しが高まる展開も想定される。全般相場の波乱がなお予想される環境下で内需関連の見直し買い再燃も想定範囲内となる。

記事中の会社を詳しく見る

南海電 (9044)

ページトップ