きょうの動意株

ファナックは急反落、IIP市場予測上回るがお化粧買いの反動

6954 ファナック 株価チャート

 ファナック(6954)は、240円安の9440円と急反落している。この日寄り付き前に経済産業省が発表した2月の鉱工業生産生産指数(IIP)速報が、市場予測平均を上回り1.2%低下にとどまったが、期末特有の「お化粧買い」の反動懸念や寄り付きの為替相場が1ドル=99円台の円高で始まったことなどから売り先行となっている。同社株は、前週末28日も「お化粧買い」で日経225採用銘柄の値上がり率ランキングの上位にランクインし、日経平均215円高への寄与率ランキングのトップとなった。鉱工業生産指数は、2カ月連続のマイナスとなったものの市場予測平均の2.2%低下を上回り、3月の予測指数も2.0%の上昇となり、経産省は「横ばい傾向」との判断を維持、懸念された米国景気の減速、円高の影響が限定的にとどまった。ファナックの株価は、昨年10月の中間期決算発表時に今3月期業績を上方修正し、1万3210円の戻り高値まで買い進まれたあと、サブプライムローン問題に端を発した米国景気の後退懸念や円高転換などが響き下値を探り、第3四半期業績が2ケタ増収増益・高進捗率で着地したことから1万円台出没を続けていた。新年度入り後も、公的資金の株式投資への新規配分期待もあり、大引けにかけて「お化粧買い」が再燃するか、さらに実需買いにつながるか注目されることになる。

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