きょうの動意株

富士重はトヨタ向け自己株式処分価額にサヤ寄せし急反発

7270 SUBARU 株価チャート

 富士重工業(7270)は、寄り付きから買い気配をアップし49円高の448円と買い上げられて7営業日ぶりに反発、3月18日につけた昨年来安値376円からのリバウンド幅を拡大している。前日10日にトヨタ自動車(7203)を割当先に自己株式を処分して資本提携を強化するとともに、ダイハツ工業(7262)も含めて業務提携を拡大することを発表、処分価額510円サヤ寄せする動きを強めている。自己株式処分は、トヨタとの一層の関係強化を図ることを目的にしており、6100万株を今年5月2日から来年5月1日までを払込期間に実施する。調達資金311億1000万円は、2011年末に市場投入を予定しているトヨタとの共同開発の小型FRスポーツ車の研究開発費、群馬製作所に建設予定の完成車組立工場の設備資金などに充当する。両社は、2005年10月にGMの保有する富士重株式20.09%のうち、6800万株(8.7%)がトヨタに売却され資本・業務提携したが、今回の自己株式処分後に、トヨタの持株比率は16.47%に高まる。トヨタの前回の富士重株式取得は、当時、経営危機に陥っていたGMの救済策の要素も一部観測されたが、今回は、富士重のトヨタグループ内での位置付けが明確化、ダイハツからの軽自動車のOEM供給なども進める。富士重の株価は、2008年3月期業績が期中に上方修正されながらも減益ペースで推移、さらに主力市場の米国の景気後退懸念から下値を探る展開が続いており、下げ過ぎ訂正の展開も有力となる。なおトヨタは60円高の4890円と7営業日ぶりに反発、ダイハツも51円高の1130円と4日ぶりに急反発している。

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