きょうの動意株

東急不は純益増益転換も市場予想・観測報道値下回り続落

 東急不動産(8815)は、29円安の729円と3営業日続落している。前週末9日に3月期決算を発表、前期は今年4月の修正通りに経常利益が7期連続で過去最高を更新、今期は純益増益転換を予想したが、4月17日の観測報道値や市場コンセンサス平均を下回ることから引き続き利益確定売りが先行している。ただ安値後は、下げ幅を縮小する動きを強めている。同社の前期業績は、昨年11月に期初予想を上方修正し、今年4月には売り上げと純利益は下方修正、営業利益と経常利益は上方修正される増減マチマチの修正となる展開で推移してきた。実績は、ほぼ4月修正通りに前期比10%増収、24%営業増益、24%経常増益、8%純益減益となった。分譲セグメントのマンション販売の増加、賃貸セグメントのSPCを通じたビル売却による配当の大幅増加などが寄与したが、純利益は前々期の税金費用戻し入れの反動や減損損失137億円計上などから減益転換した。今期は、賃貸セグメントのSPCを通じたビル売却による配当が大幅減少するため営業利益、経常利益は減益転換、一方で純利益は特別損益が改善するため増益転換を予想した。純利益は、300億円(前期比4%増)としたが、4月17日の観測報道値320億円、市場コンセンサス平均345億円をいずれも下回る。株価は、4月の増減マチマチの前期業績修正や期末配当増配を前向きに捉えて600円ドタから再発進、17日の業績観測も追撃材料となり850円高値まで急伸した。利益確定売りをこなしながらPER13倍台の割安再修正を窺うことになろう。

ページトップ