きょうの動意株

日産自は大幅減益転換予想も悪材料出尽くし感からもみ合う

7201 日産自動車 株価チャート

 日産自動車(7201)は、寄り付きの7円高から4円安の956円と値を消し小反落するなど前日終値を挟むもみ合いを続けている。前日13日にインドでの仏ルノーとの工場建設を材料に急反発したが、大引け後に開示した3月期決算が、強弱感の拮抗する材料となっている。今期業績を減収減益と予想、純利益が市場コンセンサスを大きく下回ったが、前日の米国市場で同社ADRことから(預託証券)が、東京市場の終値対比で2円高(円換算値)で引けたことが悪材料出尽くし感にもつながっている。同業トップのトヨタ自動車も、同様の業績予想で株価が急落しており比較感が働こう。同社の前期業績は、ほぼ期初予想通りに増収増益をキープし、純利益は4822億6100万円(前々期比4%増)と増益転換した。国内自動車販売全般が5.3%減と落ち込むなかで、2.5%減の72万1000台にとどめて市場シェアを13.6%にアップ、米国でも同様に3.5%減、3%増としてシェアを6.7%と過去最高とし欧州、中東、中国の販売台数増加も加わり、為替変動による162億円の減益要因や原材料価格・エネルギー費の847億円の上昇などを吸収した。今期は、9車種の新型車発売などからグローバル販売台数を3.5%増の390万台と計画、為替レートを1ドル=100円(前期平均114.40円)と想定して減収減益転換、純利益は3400億円(前期比29%減)と予想、市場コンセンサス平均4092億円を下回る。株価は、3月の昨年来安値786円から期末の好配当利回り買いで900円台を回復、もみ合いとなっている。900円台出没で減額業績を織り込むことになろう。

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日産自 (7201)

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