きょうの動意株

ホッコクは一時続急伸、今期黒字黒字転換予想で極低位株思惑

 ホッコク(2906・JQ)は前場、一時17円高の161円まで買い進まれ続急伸したが、その後は利益確定売りから15円安の129円まで売られるなど出入りの激しい値動きとなった。前日26日に3月期決算を発表、前期は期中の下方修正値を下回り減収・赤字転落幅を拡大して着地したが、今期は5月24日の業績観測報道通りに大幅増収、黒字転換を予想したことから極低位値ごろの割安修正思惑を高めた。同社の前期純利益は、工場閉鎖、店舗撤退に伴う売却損・減損損失などで1億3900万円の赤字(前々期は6400万円の黒字)と悪化した。これに対して今期は、前日同時発表の不動産事業部門の一部資産の売却が、純利益の黒字転換要因となる。売却資産は、同社が東京都中央区に保有するホッコク室町ビルの土地・建物で、三井不動産に5月26日物件引き渡しで28億5912万円(簿価4億3228万円)で売却した。このため純利益は2億4000万円の黒字とV字回復する。本業も、食品事業での新ブランド業態の譲り受けやFC店の本格展開、さらにビル売却資金による新たに取得する新賃貸物件の寄与などから増収、経常黒字転換を予想している。株価は、業績の水面下推移から低位低迷が続き、極低位株思惑で4月に193円高値まで急伸した。純益黒字化でPERは8倍台、PBRも0.4倍となっており、なお思惑は継続しよう。

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