きょうの動意株

新日無は急回復業績を見直し急伸特性思惑高まり続伸

6911 新日本無線 株価チャート

 新日本無線(6911)は、10円高の396円と続伸し、今年4月につけた上場来安値322円からのリバウンド幅を拡大している。前期業績の相次ぐ下方修正や大幅減益着地で大きく調整、一転した今期の増収増益転換予想から戻りを窺っているもので、親会社の日清紡(3105)が、2006年12月に実施した株式公開買い付け(TOB)時の株価急伸の再現思惑も底流している。同社の前3月期業績は、第1四半期までは円安メリットの表面化から上方修正されたが、中間期以降は円高進行に主力の半導体製品の受注減少が重なって下方修正され、通期純利益は、前々期の退職給付関連の特別利益一巡もあり4億3400万円(前々期比74%減)と落ち込んだ。今期は、円高、原材料価格高騰の負担増は続くが、エレクトロニクス関連でも比較的好調なパソコン、デジタルAV機器、携帯電話機、自動車関連製品への対応を進め、新製品展開とラインアップ強化による拡販を目指し業績も回復を予想している。純利益は7億円(前期比60%増)を見込んでいる。株価は、2006年の日清紡と同時の村上ファンドとのTOB合戦のなか1038円まで急伸したが、TOB思惑一巡後は業績水準を反映する調整が長期化した。PERはなお21倍台と割高だが、PBRは0.6倍、配当利回りも3.0%と割り負けており下値妙味は膨らんでくる。

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新日無 (6911)

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