きょうの動意株

扶桑薬は反落も株不足が続く信用好需給に逆行高素地

4538 扶桑薬品工業 株価チャート

 扶桑薬品工業(4538)は、12円安の357円と8営業日ぶりに反落している。前日ザラ場に昨年2月の昨年来高値370円を更新して利益確定売りが先行しているが、内需関連のディフェンシブ業態や信用取組が株不足で逆日歩のつく信用好需給には逆行高素地がある。同社の信用好需給は、今3月期の経常利益黒字転換予想を巡って強弱感が対立していることが背景となっている。同社の今期経常利益は、17億7000万円(前期は6億7000万円の赤字)へ黒字転換、純利益は12億1000万円(同1億700万円の黒字)へ高変化が予想されているが、これは手術時に使う準主力の生理食塩製剤「フィシザルツ」の薬価引き上げが要因となっている。薬品業界の今年度の薬価引き下げは平均5.2%となったが、「フィシザルツ」は、生理食塩製剤メーカーが、不採算品として生産中止を申し出たのに対応して逆に薬価が引き上げられた。このため同社の今期売り上げは前期比約35億円、8%の増収を予想しているが、この大半を「フィシザルツ」で稼ぎ出し、全社の3%台の薬価下げの影響を吸収、黒字転換、大幅増益となる。株価は、5月の決算発表とともに窓を開けて140円高、それとともに信用売りも積み上がり逆不足となり逆日歩のつく展開となった。すでに業績実態から投資採算外となっているが、全般相場が軟調推移するなか、ご意見無用の逆行高展開も想定される。

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扶桑薬 (4538)

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