きょうの動意株

ニッセンHDは業績減額と自己株式取得が綱引きしもみ合う

 ニッセンホールディングス(8248)は、寄り付きに3円高と買われたあと5円安の486円と売られて反落し、7月3日につけた昨年来安値477円を前にもみ合いを続けている。前週末4日に2008年6月中間期・12月通期業績の下方修正を発表、見込んでいた黒字転換幅が大きく縮小、通期純利益が収支トントンに落ち込む可能性もあることと、同時発表の自己株式取得が綱引きし売り買い交錯となっている。業績下方修正のうち通期業績は、売り上げを期初予想据え置きとしたが、利益はレンジ予想とし、経常利益は期初予想の31億円の黒字(前期は20億2200万円の赤字)から26億円ー6億円引き下げて5億円ー25億円の黒字、純利益は同じく21億円の黒字(同31億4400万円の赤字)から21億円ー9億円引き下げて0-12億円の黒字とした。売り上げは、インターネット・モバイル通販が計画を上回って期初予想をクリアするが、利益では時価会計による為替予約等評価損益がプラスマイナス10億円影響し、金融事業の保険会社の営業利益が約3億円下ぶれ、現販事業では展示会販売市場の回復遅れで13億円の売り上げ減が見込まれることなどが下方修正要因となった。自己株式取得は、40万株、3億円を上限とする。同社は、前期も再三、業績を修正、今年1月の前期赤字の縮小修正や今期業績の黒字転換予想などを手掛かりに下げ渋りからリバウンドに動いたが、第1四半期決算が赤字拡大となったことが響き再度の調整場面となった。今期配当は、期初予想通り年間23円を維持するとしており、綱引きしつつ底値を探ることになろう。

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