きょうの動意株

パシフィックは業績減額、赤字・無配転落が直撃しストップ安

 パシフィックホールディングス(8902)は、寄り付きの売り気配から80000円安の4万950円とストップ安まで売られ続急落している。前週末11日に2008年5月中間期・11月中間期業績の下方修正・赤字転落、期末配当の見送り、さらに大和証券グループ本社(8601)の資本参加の基本合意を発表、実態悪化を嫌う見切り売りが増勢となっている。業績修正のうち11月通期業績は、売り上げを期初予想より1082億円引き上げたが、経常利益は168億円、純利益は169億円それぞれ引き下げ、純利益は46億円の赤字(前期は120億7700万円の黒字)と水面下に急降下する。不動産価格が調整局面に入り、サブプライムローン問題に端を発する不動産に対する信用収縮に伴い、資金調達がさらに厳しくなり、同社が予定していた不動産投資ファンドを中間期、下期と規模を縮小して組成、各種フィー収入、ファンド向け販売用不動産の売却益が計画未達となり、さらに資金調達コストの上昇と固定資産の減損処理などで特別損失108億7200万円を計上することが要因となった。期末配当は、前期実績・期初予想の1800円から無配とする。なお大和証券Gとは、優先交渉権を与えて資本参加の交渉をする基本合意を締結した。株価は、今年4月の今期第1四半期業績の大幅減益着地でつけた5万1200円安値から8万3000円まで戻したものの、不動産市況悪化で上場来安値3万9700円まで再急落、底ばいを続けている。底値探りになお予断は許さない。

ページトップ