きょうの動意株

ゼファーは売り気配を切り下げる、民事再生手続開始を申し立て

 ゼファー(8882整理)は、寄り付きから売り気配を切り下げ800円安の1万5900円売り気配と続急落し、連日の上場来安値更新となっている。連休前の前週末18日に民事再生手続開始の申し立てを取締役会で決議、東京地方裁判所で受理され経営破たんしたことが直撃し投売りが殺到している。同社は、今年5月30日に子会社の近藤産業(大阪府大阪市)が破産手続きを申し立てて以来、連続して2回も今3月期業績を下方修正し、株価は70%の急落を続けてきたが、最悪の事態に陥ったことになる。今回の経営破たんは、サブプライムローン問題に端を発した世界的な信用収縮を背景に、国内でも年明け以降に金融機関の不動産融資案件への審査厳格化が進み、同社物件売却予定先の資金不足が起こり、物件売却に遅れが生じて資金繰りがひっ迫し、さらに近藤産業の破産により関係会社整理損142億6400万円を計上したことから自己資本を大きく毀損、7月末までに必要資金調達のメドが立たず、支払い不能のおそれが生じたことを要因としており、負債総額は949億4800万円にのぼる。なお前週末は、同じ不動産関連のキョーエイ産業(1744・JQ整理)も、民事再生手続開始を申し立てており、20円安の43円売り気配と急続落し、連日の上場来安値更新となっている。不動産関連では、6月24日に同じく民事再生手続開始を申し立てたスルガコーポレーション(1880・東2整理)に続く相次ぐ経営破たんで、まさにREIT(不動産ファンド)バブル崩壊、不動産不況の深刻化を反映している。

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