きょうの動意株

アステラス薬は1Q減益着地も自己株式取得と綱引きし4連騰

4503 アステラス製薬 株価チャート

 アステラス製薬(4503)は、230円高の4930円と4営業日続伸している。前週末1日に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、小幅増収・経常減益で着地したものの、期初予想の中間期業績に対して順調に進捗、さらに自己株式取得を同時に発表したことが、ディフェンシブ株関連の割安株買いを膨らませている。同社の1Q業績は、前年同期比3%増収、2%経常減益、5%純益増益と増減マチマチとなったが、利益は期初予想の中間期業績に対して59-57%の順調な進捗率となった。免疫抑制剤「プログラフ」、過活動膀胱治療剤「ベシケア」が国内、欧州、北米などで売り上げを伸ばし、国内は4月の薬価改訂を入眠剤「マイスリー」などの寄与で押し返して増収を維持、アンジェンシス社買収ののれん償却費計上などを円高による販管費減少などでカバー、純利益は早期退職優遇制度実施で前期に計上した特別損失は一巡して増益となった。中間期・通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は1590億円(前期比10%減)と前期の過去最高から減益転換、市場コンセンサス平均1616億円は下回る。自己株式取得は、1000万株(発行済み株式総数の2.04%)、500億円を上限に8月4日から8月24日までに市場買い付けをする。株価は、アンジェンシス社買収負担懸念で売られた今年3月の昨年来安値3690円から前期業績の上方修正、自己株式取得・消却を手掛かりに4730円高値まで大きくリバウンドした。PERは15倍台と市場平均を下回り、なおディフェンシブ株人気を高めよう。

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