きょうの動意株

トヨタは1Q減収益業績を自己株式取得、ADR高で押し戻し反発

7203 トヨタ自動車 株価チャート

 トヨタ自動車(7203)は、寄り付きの買い気配から180円高の4760円まで買い上げられ急反発している。前日7日に今3月期第1四半期(1Q)決算と自己株式取を発表、業績が四半期ベースで初めて減収2ケタ減益で着地、通期純利益は期初予想を据え置いたものの、引き続き市場コンセンサス平均を下回った。ただ前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値より117円高(円換算値)と高くなって引けたことと自己株式取得が相乗し織り込み済みとして下値買いにつながっている。同社の1Q業績は、前年同期比4%減収、38%税引前純益減益、28%純益減益と落ち込んだ。自動車販売台数は、1.1%増の218万6000台となり営業面の努力で300億円の増益要因となったが、減益要因として為替変動の影響で2000億円、原価低減が逆に100億円のマイナスとなり、諸経費の増加ほかの829億円が重なり大幅減益となった。中間期・通期業績は、通期販売台数を期初予想の906万台から874万台に引き下げたが、為替レートを同じく1ドル=100円から105円、1ユーロ=155円を161円と円安方向で見直し期初予想を変更しなかった。通期純利益は1兆2500億円(前期比27%減)を見込み、市場コンセンサス平均1兆3529億円を下回る。自己株式取得は1500万株(発行済み株式総数の0.48%)、700億円を上限に8月11日から8月21日の間に市場買い付けをする。株価は、ガソリン価格高騰による大型車販売の不振から赤字転落した米GMへの連想から下値を探る展開が続いている。8月4日につけた昨年来安値4410円がベースとなる展開が続こう。

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