きょうの動意株

アトリウムは最安値更新

 アトリウム(8993)は、67円安の581円と5日続落し、8月4日につけた東証1部上場来安値610円を下抜いている。アーバンコーポレイションの経営破たん以来、新興不動産株売りが加速して同社が7月14日に開示した今2月期第1四半期(1Q)の減収減益業績が売り直されている。同社の1Q業績は、前年同期比50%減収、51%経常減益、52%純益減益と落ち込んだが、期初予想の中間期業績対比の利益進捗率は、50%を達成した。不動産流動化事業では、不動産会社の換金売りが増加したため、積極的な販売を手控え、サービサー事業では買取債権の着実な回収を推進、不動産融資保証事業では慎重に案件を選別、戦略投資事業では今期中にクロージングを予定しているファンドの稼働率を向上させたことなどが、計画通りの業績進捗につながった。中間期・通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は130億円(前期比4%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。同社は、不動産流動化関連株のなかでも下方修正がなく、逆に前期業績を上方修正した数少ない好業績銘柄だが、株価は同業他社の業績減額にツレ安、国内大手経研の投資判断引き下げなどで大きく下ぶれた。さらに相次ぐ中堅デペロッパーの経営破たんで下げ足を速めているものだが、PER2倍台、PBR0.5倍、配当利回り12.2%の下げ過ぎ株価水準は、強弱感が激しく対立するところでもある。

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