きょうの動意株

三菱UFJは急反落、UNBCのTOB価格アップも米株反落響く

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 株価チャート

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は、20円安の825円と急反落している。前日18日に同社の子会社三菱東京UFJ銀行が進めているニューヨーク証券取引所に上場しているユニオンバンカル・コーポレーション(UNBC)の株式公開買い付け(TOB)のTOB価格を1株63ドル00セントから73ドル50セントに引き上げ、完全子会社化する合併契約書を締結したと発表したが、前日の米国市場で金融システム不安の再燃から、NYダウが180ドル51セント安の1万1479ドル39セントと急反落、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して22円安(円換算値)で引けたことから売り先行となっている。TOBは、すでに64.4%の株式を保有しているUNBCの全株式を取得し、グループの米国市場でのプレゼンスを一層高めることを目的としていたが、当初発表の8月12日はUNBCの株価は、TOB価格を上回る急伸となったものの、三菱UFJの株価は米国金融市場が混乱するなかで収益貢献を疑問視する観測が優勢となり反落した。さらにUNBCの特別委員会が、TOB価格が企業価値を過小評価し低過ぎるとして反対を表明したことも追い討ちとなった。この特別委員会の提案に基づきTOB価格を引き上げ、買収資金は約30億ドル(3300億円)から約35億ドル(3850億円)に負担増となるもので、再度、TOBそのものの評価で強弱感が分かれることになる。三菱UFJの株価は、今期第1四半期決算が与信関係費用の増加などで減収減益となったことから再び800円台での下値模索となっている。前日の米株急落の要因となった米政府系金融公社のモゲ-ジ債も多数保有しているだけに、なお波乱要因となりそうだ。

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三菱UFJ (8306)

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