きょうの動意株

三菱UFJは反落、モルガン・スタンレー出資も利益確定売り交錯

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 株価チャート

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は、14円安の884円と3営業日ぶりに反落している。安値後はもみ合いを続けている。9月22日に米大手証券会社モルガン・スタンレーと同社株式を10-20%取得、取締役1名も派遣することで合意したと発表したが、22日、23日の米国市場でNYダウが、米国の金融安定化法案の早期成立が不透明化したとして、161ドル52セント安の1万854ドル17セントと大幅続落し、同社ADR(預託証券)も22日の東京市場の終値に対して39円安(円換算値)で引けたことが響き、利益確定売りが交錯している。出資は、モルガン・スタンレーと国内外で戦略的な協力関係を築くことを目的としており、グローバル戦略を再強化している同社経営策に証券業務も取り込み一段と拍車がかかる。モルガン・スタンレーは、サブプライムローン関連で巨額の損失を計上し株価が急落、ゴールドマン・サックスとの金融持ち株会社化が承認され、米連邦準備理事会(FRB)から資金融資を受けられるようになったが、信用補完をさらに急いでいた。出資金額は、適切なデューデリジェンスを踏まえモルガン・スタンレーの帳簿価格に基づき決定されるが、最大20%の出資で9000億円規模にのぼると観測されている。三菱UFJの株価は、今3月期第1四半期決算開示時の景気減速に伴う与信費用の負担増や住宅ローン証券化商品の追加損失計上、保有している米住宅公社2社のモゲージ債への懸念などが重なり調整色を強め、9月15日のリーマン・ブラザーズの経営破たんでは750円安値まで突っ込んだ。同安値から米国の総合金融安定化策を手掛かりに150円幅の急反発となった。前日米国市場の時間外取引で、ゴールドマンがウォーレン・バフェット氏の出資合意で一段高となっており、米金融市場の動向を巡り強弱感の対立が続こう。

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