きょうの動意株

サンシティは継続企業の疑義注記が追い討ちし売り気配

 サンシティ(8910)は、寄り付きから売り気配値を切り下げ310円安の2790円売り気配と続急落している。前日29日に2008年6月中間期の決算短信と半期報告書に継続企業の前提に関する事項について重要な疑義があると注記することを取締役会決議したと発表、追い討ち材料となり売り増勢となっている。疑義注記は、中間期業績がサブプライムローン問題に端を発した信用収縮の影響で、不動産流動化事業の物件売却が進まず、販売用不動産などに時価下落に対応して評価減を行い純利益が82億5100万円の損失と落ち込んで、営業キャッシュフローも大幅なマイナスとなり、さらに中間連結貸借対照表の純資産の金額が前12月期末の純資産を下回ったことから、みずほ銀行をエージェントとするシンジケートローン契約に付されている財務制限条項に抵触している状況が要因となっている。財務制限条項抵触は、9月5日に不動産担保を差し入れ6月中間期、12月通期を期限に猶予されており、また9月9日には三井銀行から20億円の新規運転資金借り入れを行っており、中間財務諸表には重要な疑義の影響は反映されていないとしている。株価は、今期業績の下方修正・赤字転換、無配転落で上場来安値1905円まで急落、財務制限条項猶予や運転資金借り入れなどに反応して戻りを試した。再度の下値確認が続こう。

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