きょうの動意株

東洋炭素は連日の最安値、1Q業績が2ケタ減益着地

5310 東洋炭素 株価チャート

 東洋炭素(5310)は、寄り付きに140円安の3280円と8営業日続落し、安値後に220円高まで急速に戻し、さらに再び売られるなど安値もみ合いが続いている。株価水準そのものは、前日ストップ安でつけた上場来安値3420円を連続更新している。前日8日に発表した今5月期第1四半期(1Q)決算が、2ケタ減益で着地したことが今年4月の前期業績の下方修正を悪連想させるとともに悪材料出尽くし感にもつながり売り買い交錯となっている。同社の1Q業績は、前年同期比3%増収、16%経常減益、8%純益減益と伸び悩んだ。製品別では、太陽電池製造用特殊黒鉛製品が続伸、機械用カーボンの軸受け・シール材が底堅く推移する一方、単結晶シリコン製造用途の黒鉛製品や電気用カーボン分野のカーボン製品が伸び悩むなど好・不調が分かれたが、原燃料・資材価格の急激な高騰や減価償却費の大幅増によるコストアップの影響で利益は減益転換した。中間期・通期業績は、高付加価値製品展開に注力するととも原燃料・資材価格高騰をカバーする価格転嫁努力を継続するとして期初予想を据え置き、通期純利益は49億円(前期比4%減)を見込んでいる。株価は、1万円目前の高値から前期業績の下方修正、今期の減益予想などが響き大きく調整してきた。PERは14倍台、13週移動平均線からも37%超のマイナスかい離と下げ過ぎも示唆しており、強弱感の対立のなか着地点を探ろう。

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東洋炭素 (5310)

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