きょうの動意株

中央三井は業績下方修正が追い討ちとなり安値更新

8309 三井住友トラスト・ホールディングス 株価チャート

 中央三井トラスト・ホールディングス(8309)は、寄り付きの売り気配から72円安の382円とストップ安寸前まで売られて続急落し、10月10日につけた昨年来安値407円を下抜いている。前日15日に発表した2008年9月中間期・3月通期業績の下方修正が、相次いで経営破たんした米大手証券リーマン・ブラザーズ、不動産投信ニューシティ・レジデンス向け与信関連損失懸念に続く追い討ちとなり売り増勢となっている。前日の米国NYダウが、773ドル8セント安の8577ドル91セントと大幅続落し、16日にはシティグループやメリルリンチの決算発表が予定されていることも、手仕舞い売り要因となっている。業績修正のうち3月通期業績は、経常収益は期初予想据え置きとしたが、経常利益は400億円、純利益は200億円各引き下げ、純利益は600億円(前期比16%減)と期初の増益転換予想がマイナスの減益となる。中間期業績で、実勢業務純益が、投信・個人年金保険販売、不動産関連収益が計画を下回り期初予想より200億円減少するほか、保有株式の減損160億円を計上、さらに与信費用では貸出引当金の戻入益はあるが、リーマン向け融資では損失が発生して下方修正され、通期も厳しい経済環境が続くことが要因となった。株価は、リーマン向け150億円、ニューシティ向け115億円の各与信が次々に公表されて窓を開ける2段下げとなった。世界的な金融危機は政策対応が進んでいるものの、実体経済への悪影響えの懸念は根強く、なお下値鍛錬が見込まれる。

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