きょうの動意株

日立工は業績再減額、記念減配も下げ過ぎ訂正で続急伸

 日立工機(6581)は、90円高の759円と続急伸している。前日28日に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示とともに、3月通期業績の再下方修正と期末記念配当の減配を発表、通期純利益が減益転換するが、悪材料出尽くしとして下げ過ぎ訂正期待の買い物が先行している。同社の今期業績は、今年7月の第1四半期決算公表時に2Q売り上げと経常利益、通期売り上げが下方修正されたが、今回は通期業績全体を下方修正した。売り上げを140億円、経常利益を45億円、純利益を28億円各引き下げ、純利益は128億円(前期比17%減)と期初の連続過去最高更新予想が減益転換する。住宅投資が低調な米国や日本の低迷を欧州の売り上げ拡大や北米の黒字化定着、徹底した原価低減によりカバーしているが、2Q後半以降に急激な円高となり、下期の為替レートを1ドル=95円、1ユーロ=120円と1Q時点の通期想定の1ドル=105円、1ユーロ=165円から見直したことが下方修正要因となる。記念配当は、2Qと期末に各2円の創立60周年配当を予定していたが、期末配当は見送り、年間46円(前期実績45円)とする。株価は、7月の業績減額をキッカケに4ケタを割り、急激なユーロ安も追い討ちとなり下値を探った。PER、PBR、配当利回りとも下げ過ぎ示唆となっており、なお底上げを窺おう。

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