きょうの動意株

コスモ石は今度は3月通期業績を上方修正も急反落

 コスモ石油(5007)は、13円安の222円と3日ぶりに急反落している。前日5日に今3月期第2四半期(2Q)累計決算とともに、8月の2Q業績の上方修正に続き今度は3月通期業績の上方修正を発表したが、純利益は下方修正され、前日の米国市場で、原油先物(WTI)価格が、5.23ドル安の1バーレル=65.30ドルと大幅反落したことも響き、利益確定売りが先行している。同社の2Q業績は、8月の増額値を下ぶれたが、前年同期比25%増収、31%経常増益、31%純益増益と期初の減益予想が増益転換した。石油製品事業は、8月以降に原油価格が下落したものの高値で推移したことから、たな卸資産の在庫評価の影響で売上原価を押し上げ増益となり、石油開発事業でも原油価格の高騰を受け売り上げ、利益とも前年同期比プラスとなり貢献した。3月通期業績は、これに加えて期初想定の原油価格を1バーレル=95ドルから102.5ドル、為替レートを1ドル100円から105.2円に見直し、油価上昇などから上方修正した。売り上げを3300億円、経常利益を20億円引き上げ、経常利益は750億円(前期比20%減)と減益率を縮小する。純利益は、在庫評価益がマイナスに働いて50億円引き下げ190億円(同46%減)とした。株価は、8月の2Q業績増額も反応は限定的で、原油価格急落と過大な信用買い残が上値圧迫となり底値を探った。PERは10倍台、PBRは0.4倍と下げ過ぎであり、今後も原油価格の動向次第で一喜一憂が続こう。

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