きょうの動意株

三洋電はパナソニックと提携協議開始を正式発表ももみ合い

 三洋電機(6764)は、3円高の206円と3営業日ぶりに小反発したあと、前週末終値を挟むもみ合いを続けている。前週末7日にパナソニック(6752)とともに、両社の資本・業務提携に関する協議開始を正式に発表したが、株式公開買い付け(TOB)が、観測報道された11月1日から100円幅の急騰を演じただけに利益確定売りが交錯している。提携協議は、パナソニックによる三洋電の子会社化を前提としており、両社の経営ノウハウと経営資源を共有化、協業を通じてグローバルな競争力を獲得、両社の企業価値を最大化することを目的としており、合計売り上げが11兆円を超える日本最大の電機グループの誕生につながる。協業効果は、二次電池での補完的技術協力、三洋電のソラー事業拡販のためのパナソニックの世界的販売網の提供、デバイス、デジタル、白物家電での双方の商品ラインアップ拡充、販売網の相互活用、共同購買、効率化などを期待している。今後は、ゴールドマン・サックスグループなど大株主3社が保有する優先株を含めたTOB価格の動向が思惑材料となり、買収観測報道で145円から245円まで短期100円高した急騰劇が再現されることになりそうだ。なおパナソニックは、前週末の米国株の急反発、同社ADR(預託証券)高もフォローし96円高の1624円と3営業日ぶりに急反発している。

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