きょうの動意株

太洋興業は最安値を更新、32社目の民事再生手続開始申立て

 太洋興業(7449・JQ整理)は、寄り付きの売り気配から20円安の6円まで売られて急反落し、12月5日につけた上場来安値21円を下抜いている。前日8日に民事再生手続開始申立てを東京地方裁判所に行い、受理されたと発表、投げ売りが殺到している。同社は、農業用ビニールなど農業資材関連事業を主力としているが、経営破たんは、バルブ崩壊後の売り上げ減少に加え、ここにきて原油価格の高騰、高齢化による農業就業人口の減少により、年間売り上げがピークの約380億円から約219億円にまでに減少、さらに今年11月17日には架空在庫の計上、売り上げ過大計上などの24億9300万円の不適切な会計処理が判明し、有価証券報告書等への虚偽記載で監理ポストに割り当てられ信用が著しく毀損したことが要因となっており、自助努力による再建は限界に近付き現状を放置すれが事業継続に支障が生じるとして申立てをした。負債総額は、148億3300万円に達する。上場企業の倒産は、11月28日に民事再生法適用申請をしたモリモト(8899・東2整理)に次いで32社目で、戦後最多となる。企業多死時代の再来で、市場退場組の大量続出も象徴していそうだ。

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