きょうの動意株

トヨタは急反発、下期営業赤字・投資見送り報道もADR高に反応

7203 トヨタ自動車 株価チャート

 トヨタ自動車(7203)は、120円高の2880円と急反発している。12月13日付けの朝日新聞で、同社の今3月期下期営業利益が赤字転落すると観測報道され、14日付けの日本経済新聞では、大型投資の見送りが伝えられるなどバッドニュースが相次いだが、前週末12日の米国市場で、同社のADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して118円高(円換算値)で引けたことから悪材料織り込み済みとして、売り方の買い戻しも交え下げ過ぎ訂正期待の買い物が先行している。朝日新聞の業績観測報道は、ロイター電として伝えられたもので、今期下期営業利益は、為替相場が12日に1ドル=90円割れと13年ぶりの急速な円高・ドル安となったことや、自動車販売の急悪化などで緊急に進めているコスト削減策が追い付かず、黒字を確保するのが困難とした。同社は、11月6日に今期業績を下方修正、営業利益は期初予想の1兆6000億円から6000億円(前期比73%減)に引き下げ、下期営業利益は約180億円の黒字と見込んでいたが、1円の円高が年間400億円の営業利益押し下げ要因になることから赤字転落、半期ベースの営業赤字は1999年に米国会計基準を採用してから初めてとされた。日経紙でも、中国、ブラジルの工場増強を延期、国内主力工場の投資を先延ばしすると観測された。株価は、ビッグ3救済法案の合意観測報道で2003年以来の安値2585円からリバウンド、円急騰で急落した。12月9日にNHKが、追加減産報道をした時もADR高で押し返し上値を試しており、安値水準で強弱感の対立が続こう。

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