きょうの動意株

日電産は安値更新のあと急反発、業績下方修正も悪材出尽くし感

6594 日本電産 株価チャート

 日本電産(6594)は、寄り付きの売り気配から210円安の3130円と売られて3営業日続落し、12月12日につけた年初来安値3310円を下抜いたが、安値後は90円高の3430円まで急速に引き戻している。前週末19日に子会社5社と同時発表の今3月期業績の下方修正で、期初の連続過去最高純益更新予想が減益転換することを嫌い売り増勢となった。前週末の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して174円安(円換算値)で引けたことも響いたが、安値後は悪材料出尽くし感から買い再燃となっている。同社の3月期業績は、売り上げを期初予想より1700億円、税引前純利益を470億円、純利益を300億円それぞれ引き下げ、純利益は280億円(前期比31%減)と前期の過去最高から大きく減益転換する。米国に端を発した金融危機が、急激なスピードで全世界の実体経済に深刻な影響を及ぼし、秋口まで順調に推移してきたグループの経営環境が、11月中旬以降に客先の直下型在庫調整と需要減少に見舞われ、為替相場も急激な円高進行と変化したことから下方修正した。株価は、9月に提案した東洋電機製造(6505)への株式公開買い付け(TOB)の交渉遅れが響いて下ぶれ、第2四半期累計業績の2ケタ増益着地と自己株式取得でいったんは持ち直したものの、全般相場急落、円高、TOB提案失効で安値更新となった。なお年初来水準での底固め確認が続こう。

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日電産 (6594)

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