きょうの動意株

三菱UFJはもみ合い、新株式発行終了で最安値から戻りを試す

8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 株価チャート

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は、5円高の561円と小反発したあともみ合いを続けている。同社株は、米国のサブプライムローン問題や米大手証券リーマン・ブラザーズの経営破たん、さらに国内景気悪化に伴う与信費用の負担増などで、今3月期業績を下方修正し、株価も上場来安値427円まで急落、2008年相場の悪役セクターの一角を形成したが、12月15日払い込みで終了した合計約8000億円の新株式発行で比較優位観測も強まり下げ過ぎ訂正買いが増幅している。同じメガバンクの三井住友フィナンシャルグループ(8316)やみずほフィナンシャルグループ(8411)が、株券電子化に伴う株式分割で1月4日まで売買停止となっていることも同社株シフトにつながっている。同社の今3月期業績は、景気後退を背景に与信関連費用が、第2四半期で前年同期比591億円悪化したことや、証券化商品で410億円の売却損を計上したことなどを要因に今3月期業績を下方修正、純利益は期初予想の6400億円を220億円(前期比65%減)に引き下げた。またこれに先立ち資本増強のために1兆円ファイナンスを打ち出し、合計約8000億円として払い込みを終了した。今後は、海外事業や日銀の政策金利引き下げや間接金融シフトで銀行借り入れに傾斜する大企業向け貸出が増加するなどビジネスチャンスが広いがってくる。最安値から底離れした株価も、来年相場でどの程度上値を伸ばすか全般相場の動向にも大きく影響することになりそうだ。

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三菱UFJ (8306)

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