きょうの動意株

北興化は続伸、黒字転換予想業績を手掛かりに下げ過ぎ訂正

4992 北興化学工業 株価チャート

 北興化学工業(4992)は、10円高の285円と続伸している。前週末16日に11月期決算を発表、前期は今年1月の再下方修正通りに大幅赤字転落して着地したが、今期は黒字転換を予想、下げ過ぎ訂正買いが膨らんでいる。同社の前期業績は、前々期比4%増と続伸したが、経常利益は4100万円の赤字(前々期は5億9400万円の黒字)、純利益は6億5600万円の赤字(同7億8100万円の黒字)と悪化した。輸入農産物の安全性不安や穀物の国際市況高騰による国産農産物の増産、食料自給率の向上論議の高まりなどから、国内農薬出荷は出荷量、金額とも前農薬年度比プラスとなり、昨年12月の値上げ前の駆け込み需要も加わり増収となったが、原材料価格高騰や新剤開発の委託試験研究費、税制改正に伴う減価償却費の増加、さらに有価証券減損損失6億5600万円などが重なり赤字転落した。今期は、減農薬志向などで農薬の使用量は減少するが、水稲用一発処理除草剤、園芸業用殺菌剤などの拡販を進め、委託試験研究費以外の費用削減、生産の効率化なども加わり減収・黒字転換を予想、純利益は2億6000万円を見込んでいる。株価は、昨年6月に食料サミット関連人気で409円高値をつけたが、今期の減益転換予想、下方修正が響き230円までほぼ半値水準まで調整、底固めを続けてきた。PERに割安感はないが、PBRは0.5倍、配当利回りも10円配当継続で3.5%と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りを試そう。

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北興化 (4992)

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