きょうの動意株

日産自は安値から反発、赤字転落の業績再減額で悪材料出尽くし感

7201 日産自動車 株価チャート

 日産自動車(7201)は、20円高の281円と4営業日ぶりに反発し、前日9日につけた昨年来安値261円から出直っている。前日9日に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、3月通期業績の昨年10月に続く再下方修正と期末配当の見送りを発表、純利益が大幅赤字に転落、今年1月末に観測報道された赤字幅を上回り悪化するも悪材料出尽くし、値ごろ感から買い増勢となっている。同社の3月期業績は、売り上げを10月減額値より1兆3000億円、営業利益、経常利益を各4500億円、純利益を4250億円引き下げ、営業利益は1800億円の赤字(前期は7908億3000万円の黒字)、純利益は2650億円の赤字(同4822億6100万円の黒字)と大きく落ち込む。世界同時不況の影響で自動車市場が低迷しており、再下方修正したが、営業赤字は、1000億円超の赤字とされた今年1月の観測報道値より悪化する。業績再減額で未定としていた期末配当は見送り、年間配当は11円(前期実績40円)に減配する。同社が同時に業績改善策も発表、グローバル人員数の2万人削減や設備投資圧縮などを進めることも好感されている。株価は、昨年10月の業績減額で悪材料出尽くしとして544円まで150円幅の反発となったが、1月の赤字転落観測報道などで2日に262円に急落、底もみを続けてきたが、安値更新で値ごろ感も出た。上値には戻り待ちの売りが控えており、一進一退の動きが続きそうだ。

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日産自 (7201)

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