市場経済ニュース

【大引け】日経平均は3日続落、材料乏しく利益確定売りに押される

[東京 20日 ロイター]東京株式市場で日経平均は3日続落した。朝方は外為市場での円安進行を受けてリスクオンムードが広がり、主力株を中心に買いが先行。一時は1万5200円台まで上昇したが、円が下げ渋ると日経平均は下げに転じた。

 金融株や不動産、建設など内需株への利益確定売りが目立っている。短期的な過熱感を指摘する声も多い。一方、心理的な節目の1万5000円に接近すると押し目買いが入り下値も限定的だった。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長がナショナル・エコノミスツ・クラブにおける講演で、必要な限り超緩和的な金融政策を維持すると述べたが、イエレン次期FRB議長の緩和継続発言の後でマーケットへの影響は限られた。後場は、為替が1ドル100円付近で小康状態が続いたほか、アジア株もまちまちで手がかり材料に乏しく、小口の利益確定売りに押される展開となった。市場では「足もとの株価には過熱感が残るが、先行きの投資マネー流入期待が強く、大きくは下げにくい」(SMBC日興証券株式調査部部長の西広市氏)との声が出ていた。

 需給改善を材料視する声も出ている。東証が19日まとめた15日申し込み現在の信用買い残は3週連続で減少した。「懸念された信用買い残が減少し、信用取組からみた需給は大きく改善している」(国内証券)といい、個人投資家の信用期日を意識した手じまい売りが進んだとみられている。

 個別銘柄では、三井不動産<8801.T>、住友不動産<8830.T>など不動産株が軟調。半面、シャープ<6753.T>は反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に引き上げたほか、米ヒューレット・パッカード(HP)と複写機事業で提携検討と伝わったことが材料視された。

 東証1部騰落数は、値上がり805銘柄に対し、値下がりが791銘柄、変わらずが163銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15076.08 -50.48

寄り付き    15176.35

安値/高値   15069.98─15209.67

TOPIX<.TOPX>

終値       1233.43 -3.43

寄り付き     1239.61

安値/高値    1230.95─1241.93

東証出来高(万株) 217821

東証売買代金(億円) 17657.98

(河口浩一)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ