きょうの動意株

ロームは増益転換予想に自己株式消却がオンして続急伸

6963 ローム 株価チャート

 ローム(6963)は、主力の大阪市場で130円高の6290円と続急伸している。前日11日の3月期決算開示で、今期業績の増益転換を予想し、同時に自己株式消却も発表したことが相乗して下げ過ぎ訂正買いが続いている。同社の前期業績は、今年4月の3回目の修正通りに前々期比15%減収、70%経常減益、69%純益減益と落ち込んだ。電子部品業界が、主要機器市場の低価格化と景況感の悪化で需給関係が冷え込んで未曾有の不況に陥り、集積回路や半導体素子とも需要が減少、昨年10月買収のOKIセミコンダクタなどの子会社関連の経営改善関連損失も重なったことが要因となったが、利益は、法人税改正に伴う外国子会社配当金の益金不算入制度導入で、期中の赤字転落予想が一転して黒字を確保した。今期業績は、エレクトロニクス業界の先行きは予断を許さないが最悪期は脱したとしており、経費削減、拠点閉鎖の事業再構築を先行させて増収増益転換、純利益は100億円(前期比1%増)を見込んだ。自己株式消却は、350万1388株(発行済み株式総数の2.95%)を5月29日を予定日に実施、米投資顧問会社から株主提案されていた自己株式取得には反対意見表明を取締役会決議した。株価は、今年4月の前期業績の3回目の修正が、前2回目までの下方修正から上方修正に変わって黒字転換し、さらに米投資顧問会社の株主提案思惑も加わり4000円台から6000円台までリバウンドした。売り方の買い戻しが先行してPBR0.9倍の下げ過ぎ訂正が進もう。

記事中の会社を詳しく見る

ローム (6963)

ページトップ